橋桁を製作するために手配した鋼板について
材料の寸法、機械的性質等を検査します。
CADシステムを使用して、製作用の図面やデータを作成して、その結果を検査します。
※CAD:コンピューターを利用して作図すること
橋桁を製作するための寸法に鋼板を自動切断します。
橋桁を架設現場で連結する為のボルトの孔をあけます。
橋桁を箱にする前にパネルの状態で自動溶接を行います。
多電極溶接により、高効率で溶接出来ます。
パネル溶接後の部材と断面部材を組み立てて、箱形の橋桁を製作します。
個々の部材を溶接して、接合します。
※溶接:熱によって母材および溶加材を溶かし、部材を接合する方法です。
超音波により、溶接部内部に欠陥がないかを確認します。
放射線により、溶接部内部に欠陥が無いかを確認します。
(レントゲンのようなものです。)
橋桁のブロックが完成すると、塗装をする前に実際に橋桁をボルト等で
つなぎ合わせて、架設現場で問題なく架設できるかどうかの確認を行います。
部材の組立で、部材と部材をつなぐ添接部をボルトで締めています。
仮組立された橋桁の形状や寸法等が適切か、検査します。
香川県仲多度郡多度津町にある製作工場での橋桁の仮組立状況です。
仮組立後、錆等から橋を守る為に塗装を行います。
1600t程度まで載せることができる、大きな貨物用の船を使います。
海水がかぶらないように、屋根があります。
多度津港から太平洋を4~5日間かけて釜石港まで運びます。
※平均時速11ノット(約20km/h)